スプラウト旅行記

2019九州から北海道へ車中泊の旅 →からの日々のこと備忘録

day2 鬼キャン(その2)祖母山9合目小屋~九折越小屋

令和おめでとう!

と小声であいさつ。この日から令和です。

旦那がどうしても山の中で令和を迎えたかったそうです。願いが叶ってよかったね。

 

外は相変わらずの小雨でしたが・・・午後からやむ予報だったので、気持ちは前向きでした。

ひたすら登りの初日に比べ、2日目はアップダウンがあるものの、そこまで標高を稼ぐ必要がなかったので、気が楽でした。

 

付き合いはじめて何回か目のデートで登った祖母山。山頂ではその時と同じポーズでパチリ。周りは真っ白です。

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山のポーズ

徐々に展望が開けてきて、テンションがあがっていきます!!

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み、見えてきたー!

周りを見渡すと、

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スズタケ群落。

でも、枯れています。

原因はよくわかりませんが、おそらくシカの食害によるもの、という話をよく聞きます。 シカネットも設置してありました。

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ネットの中のほうが明らかに背丈の高いスズタケ

シカの食べない植物(忌避植物)であるアセビを、道中よく目にしました。こちらも花の時期で、白い、スズランみたいな小さくてかわいい花がたくさんついていました。

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洗いたての白さ

シカが増えすぎると、アセビのような、忌避植物しか残りません。私の住んでいたくじゅう連山のほうでは、アセビは生育の遅いミヤマキリシマを覆ってしまうため、あまりいい印象を持たれていなかったのですが・・・ここではアセビなどの忌避植物が残っているから、山の土砂災害防止機能が保たれているのかも、という視点に気づきました。アセビも、なんもかんも、シカに食べられてしまっていては、本当に禿山になってしまいますからね。アセビが食べられずにいるおかげで、まだましなのかも・・・と思うと、アセビに感謝。悪い印象は一掃され、白い花がより一層かわいく見えてきました。

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低木層はこもっと生えているアセビのみ

祖母山、障子岳、古祖母とピークを踏み、本谷山までの登りが長かったように記憶していますが、周りの風景が多少見られるようになったことで、楽しさに拍車がかかり、あまりきつかったことが思い出せません。(書いているのが1か月以上後というのもあります)

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少しガスってきました

傾山手前の九折越小屋で宿泊しました。

この日は傾山にはアタックせず、翌日傾山でご来光を見るために早めに就寝しました。

それにしても、他のパーティーの皆さんは我々よりもさらに早い、16時から寝だしたのにはびっくりしました。翌朝早いのかな、と思いましたが、翌朝一番乗りで出発したのは私たち。しかもみんなまだ寝ていました。

疲れていたのかな・・・?

(ね)