day2 鬼キャン(その2)祖母山9合目小屋~九折越小屋
令和おめでとう!
と小声であいさつ。この日から令和です。
旦那がどうしても山の中で令和を迎えたかったそうです。願いが叶ってよかったね。
外は相変わらずの小雨でしたが・・・午後からやむ予報だったので、気持ちは前向きでした。
ひたすら登りの初日に比べ、2日目はアップダウンがあるものの、そこまで標高を稼ぐ必要がなかったので、気が楽でした。
付き合いはじめて何回か目のデートで登った祖母山。山頂ではその時と同じポーズでパチリ。周りは真っ白です。
徐々に展望が開けてきて、テンションがあがっていきます!!
周りを見渡すと、
スズタケ群落。
でも、枯れています。
原因はよくわかりませんが、おそらくシカの食害によるもの、という話をよく聞きます。 シカネットも設置してありました。
シカの食べない植物(忌避植物)であるアセビを、道中よく目にしました。こちらも花の時期で、白い、スズランみたいな小さくてかわいい花がたくさんついていました。
シカが増えすぎると、アセビのような、忌避植物しか残りません。私の住んでいたくじゅう連山のほうでは、アセビは生育の遅いミヤマキリシマを覆ってしまうため、あまりいい印象を持たれていなかったのですが・・・ここではアセビなどの忌避植物が残っているから、山の土砂災害防止機能が保たれているのかも、という視点に気づきました。アセビも、なんもかんも、シカに食べられてしまっていては、本当に禿山になってしまいますからね。アセビが食べられずにいるおかげで、まだましなのかも・・・と思うと、アセビに感謝。悪い印象は一掃され、白い花がより一層かわいく見えてきました。
祖母山、障子岳、古祖母とピークを踏み、本谷山までの登りが長かったように記憶していますが、周りの風景が多少見られるようになったことで、楽しさに拍車がかかり、あまりきつかったことが思い出せません。(書いているのが1か月以上後というのもあります)
傾山手前の九折越小屋で宿泊しました。
この日は傾山にはアタックせず、翌日傾山でご来光を見るために早めに就寝しました。
それにしても、他のパーティーの皆さんは我々よりもさらに早い、16時から寝だしたのにはびっくりしました。翌朝早いのかな、と思いましたが、翌朝一番乗りで出発したのは私たち。しかもみんなまだ寝ていました。
疲れていたのかな・・・?
(ね)